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旬のものだからこそ

ここ最近、温暖化現象の影響か、日本の四季が昔ほどくっきりと私たちの暮らしを彩ってくれないように感じませんか?そのうちに大阪など関西圏は亜熱帯となってしまい、マラリヤの予防接種が必要になるんじゃないか、などといった話題が出るほどです。

季節の移ろいが感じられにくくなった要因は、もうひとつ。

それは、旬の食べもの、特に栽培物の野菜に季節感がなくなったことに関係があるのではないでしょうか。

スーパーに行けば、一年中、量の増減は多少あるにしろ、品揃えはほぼ同じ。

実際にはその土地では栽培していないものも含めた、さまざまな種類の野菜が並んでいます。

デパートや高級マーケットには、それこそ、世界各地から運ばれてきた野菜やフルーツが美しく並んでいます。

でも、考えてみてください。

有機野菜は、自然の循環機能、リサイクルシステムに着目し、土を大切にした無農薬の栽培のもの。

自然のパワーと生産者の手をかけて育てられた野菜です。

野菜はもともと、それぞれの収穫される季節が決まっており、その旬のものを食べるのが、私たちの健康にとって一番といわれています。

自然は昔から、冬にはカラダを温め、夏にはカラダを冷やす食べものを用意してくれていました。

それを、「いつでも、何でも、食べたい!」という身勝手な要求で、人間は、季節外れの野菜を作り出すようになってしまったのです。

有機栽培のものに限らず、昔からその季節に自然に採れていたものは、農薬の使用量も、季節外に栽培されたものより少なくてすむのだとか。

つまり、無農薬の野菜が手に入らなくても、使用農薬の面から考えれば、旬のものを選ぶのがオススメなのです。

もちろん、旬の野菜は、味も栄養価も高くなっています。

とはいえ、20年ごとに改訂されている食品栄養成分表によると、1965年の三訂版から1985年の四訂版にかけて、野菜に含まれるビタミン類とミネラルが著しく減少しているという結果が出ており、2005年の五訂版では、それがさらに減少しているのです。

家族の健康を考え、できる限り、栄養価の高い旬の野菜を食卓にのせたいものですね。