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日本の食卓を考える

農産物、水産物、畜産物、私たちが口にするあらゆる食物の生産者は、いわば「地球の台所」を任されている重要な人々といってもいいでしょう。

さて、本当に「家の台所」を任されている人はといえば、それは、主婦。

もちろん、最近は男性も家事全般を任されていたり、特にキッチンで料理に腕をふるうのが趣味という方も多いですから、一概に女性に限定はできないかもしれません。

女性であれ男性であれ、自分が、家族が口にする食材選びを任された立場の人は、やはり慎重にならざるを得ませんね。

スーパーの有機野菜コーナーで無農薬の野菜を購入し、夕食の献立を考える。

宅配で届いた旬の有機野菜を確かめて、1週間のメニューを決める。

通販のカタログをチェックして、安心できる食材を探す。

大変だけれど、楽しい時間。

すべては家族の健康を考えてのことですね。

美味しさと安心は、有機野菜を取り入れることでかなり実現しますが、ここでもう少し幅を広げて、食生活全体をみてみましょう。

現在、食生活の洋風化が進み、特にお子さまが喜ぶメニューは、どうしても偏りがちになってきています。

そんななか、伝統的な和食の献立を組み立ててみても、主食の米以外はすべて輸入の食材、という笑い話のようなことも起こりえるのです。

日本の食糧自給率をご存知ですか?カロリーベースで40%、穀物自給率では28%。

1960年ごろには80%の食糧自給率があり、それ以前、つまり、化学肥料に頼らない有機的栽培を行なっていたころは、もっと高い自給率を誇っていたにもかかわらず、です。

また、最近は、『食育』という言葉も話題に上るようになってきていますが、贅沢にレストラン並みの献立を作って食べさせることが、食育なのではありません。

地域に根ざした食材を使い、伝統的な食文化を継承することも食育のひとつです。

また、旬の味を知ること、新しい味や昔ながらの味を探究する好奇心をもつことも、そうでしょう。

オーガニック、スローフード、そして、食育。

こうした私たちと食物の関係を問いただされるさまざまな運動に、有機栽培の野菜たちは欠かせない食材といえるでしょう。