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海外でのオーガニック

オーガニックという概念、日本にはアメリカ経由で入ってきたために、どうしてもアメリカがオーガニック先進国というイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?実は、世界中でオーガニック食品が最も普及しているのは、西ヨーロッパといわれています。

ヨーロッパ各国で、オーガニック基準については多少の差はありますが、「3年間無農薬で、化学肥料を使わない農地で栽培されたもの」という基本原則が徹底しています。

この3年間を転換期というのですが、この間はどうしても農作物の収穫量が落ちるために、国によっては補助金制度を設けているところもあるそうです。

オーガニック=有機農法は、自然の循環機能という考え方を大切にしています。

たとえば、水。

水は高いところから低いところへ流れます。

山の湧き水が、せせらぎとなって川を作り、海へ流れ込む。

海の水は蒸発し、雲となり、また、山に雨を降らせる。

川や海の水に溶け込んだ栄養分は、鳥や魚たちのエサとなり、糞や彼ら自身のカラダが、また、その栄養分を山に戻してくれる。

これが、自然のリサイクルシステムなのです。

有機農法は、人もその自然のリサイクルシステムに参加しよう、という運動でもあります。

ですから、もともとアンティーク家具を大事に受け継いでいくといったリサイクルの伝統のあるヨーロッパが、オーガニック先進エリアというのも納得がいきますね。

また、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故などの影響を受け、環境に対する危機感が強くなってきたことも、ヨーロッパでオーガニック運動が盛んな理由となっているようです。

ところで、健康な食生活を、ということに関して、ヨーロッパで生まれたもうひとつの波、それが、スローフード運動です。

こちらは、イタリアで発祥した、伝統の食生活を見直そう、というものです。

アメリカのファストフードに対してのスローフード、しっかりと時間をかけてきちんと手作りしたトマトソースに代表される、まさにマンマの味。

こうしたスローフードも盛り上がりにも、無農薬の有機野菜は欠かせませんね。