収穫量を増やすために化学肥料を多用するこれまでの慣行農法では、確かに、大きくて見た目のよい野菜がたくさん栽培できました。
しかし、その野菜の栄養成分は、反対に減少していました。
では、栄養価が半分になったというなら、倍の量を摂取すれば同じではないか?と思われるかもしれませんが、化学肥料で栽培された野菜には、多く摂りすぎるとカラダに悪影響を及ぼす成分も含まれているのです。
また、食生活が変化し、伝統的な煮物料理や漬物、和え物で口にしてきた野菜に比べ、現代社会は生食でサラダ野菜が食卓にのぼることが多いようです。
これでは、量も種類も、どうしても限られてしまいますね。
その点、有機野菜は、凝縮された濃い味のする野菜。
毎日の食卓に、適量を摂ることで健康な食生活をサポートしてくれますよ。
また、その美味しさは、余すところなく、すべていただきたいものです。
無農薬ですから、たとえば、ダイコンやニンジンの皮も、捨てるのではなく、千切りにしてキンピラにしてみてはいかが?通常の野菜では皮の部分には残留農薬や化学物質が蓄積されやすいため、有機野菜ならではの活用法といえるでしょう。
オーガニックや自然食を追及していくと、必ず出てくるのが「マクロビオティック」という考え方です。
お聞きになったことがある方も多いかと思いますが、これは、日本の自然にのっとった伝統的な食生活を見直し、食べものによって病気を治すという「食養」理論から生まれ、戦後「マクロビオティック」として確立されたもの。
アメリカでは生協設立のきっかけともなったといわれるほど、世界的に大きな影響を与えた考え方です。
日本生まれながら、実際には海外のほうが有名かもしれません。
玄米菜食療法ともいわれるこの「マクロビオティック」では、野菜は丸ごと食べるのが鉄則。
養分が詰まっている皮の部分が最も大切だとされていますから、「マクロビオティック」の実践にも、有機野菜は欠かせない存在といえるでしょう。